Kiihantou_20120519

　ルートは紀伊半島の西側から，阪和道などを通って白浜まで行き，そこから国道42号線で潮岬へ行く。帰りは東回りのルートにして，紀勢道を使って帰る，という作戦。なので，行きに有田インターで下りて 350 km ポストを探し，国道42号線に入ってから周参見を過ぎた辺りで双子山信号所と 250 km ポストを探す。そして潮岬に行って，北上して新鹿で 150 km を探す。その先，紀勢道で勢和多気インターに行って，佐奈駅付近で 50 km ポストを探す，という計画にした。また，おみやげに梅干が欲しかったので，どこかで梅干を買う作戦にしてみた。最近お気に入りの梅干は，Aコープの薄塩の梅干。7% か 8% 程度の塩分量のやつ。なので，どこかの Aコープに行こうと思っていた。

　出発は午前5時頃。順調に阪和道を走って，海南湯浅道を南下して有田インターを目指した。有田インターから紀伊宮原駅方面に行くには，一度国道42号線に出るのがよいのだが，有田インターから国道42号線の和歌山方面にはちょっと行きにくかった。わかりやすい道がなくて，ちょっとぐるっと遠回りした感じ。それでも標識どおりに行けば簡単にいけたのだが…。そこから地図で見ていた 350 km ポスト付近に行ってみた。キロポストはまあまあ大きいのだが，さすがに数百メートルの範囲でどこにあるかを探すと意外と見つけにくかった。結構いい作戦としては，踏切に行くと，制御ボックスに踏切の位置を距離単位で書いてある。その距離から目指すキロポストの大体の位置を見積もって探せば結構簡単に見つかる。慣れが必要だが，慣れてくると 100 m なければかなり近い，という印象を受ける。今回は雑草などでちょっと見にくかったが，それでも無事に 350 km ポストを発見できて，幸先のいいツーリングとなった。

　次に目指したのは双子山信号所と 250 km ポスト。単純にほぼ 100 km 先まで行かないといけない。鉄道よりも国道の方が道がくねくねしている分，もしかしたら 100 km よりも遠いかもしれなかった。途中，白浜付近でガソリン補給しておいた。白浜駅付近を走ったので，ついでに跨線橋から見た白浜駅を撮影して先に進んだ。白浜から先は国道42号線をひたすら走るので，ペースがあがらずにちょっとだれてしまう。それでも快晴で空も海もきれいだったので，海を見ながらのんびり走った。双子山信号所は国道から少しだけ離れて山の方に行った所にある。国道42号線から双子山信号所へ行く道の分岐が意外とわかりにくかった。それも，今まで双子山信号所に行かなかった理由の一つだった。信号所は意外と簡単に見つかった。まぁ，道の上に見えたからねぇ。むしろ難しかったのは 250 km ポスト。なんとか線路のそばまで行って，デジカメの望遠をフルに効かせてなんとか見つけられた。いやぁ，ラッキーやわ。やっぱり今日はついてるかも，と思ってしまった。

　双子山信号所付近から潮岬までも綺麗な海を見ながらのんびりモードだった。潮岬はいつもの道じゃなくて，集落の中の道にしてみた。いつも本州最南端の芝生に行くには，半島の外周の道を使っていたのだが，ふといつもと違うルートにしてみたくなったから，というのが理由。走ってみて思ったのが，今回使った道はもしかしたら昔潮岬灯台に行くために作られた道かも，と思ってしまった。灯台近くに来ると両側に木が覆いかぶさるように生えているところがあり，ちょっといい感じだった。潮岬では，これまた初めて潮岬観光タワーに上がってみた。 1回 300 円なのだが，何故かこれまでは無駄と思っていた。でも，今回はいつもと違うことをしたかったし，300 円やから安いやん，と思って登ってみた。天気も良かったしね。登った感想は意外とよかった。まぁ，何度も登りたいとは思わないけど，たまにはいいかも，と思った。そこで写真を撮ってからさっさと次を目指した。そうそう，潮岬のお土産スペースで，Aコープ製（農業協同組合製？）の薄味梅干を見つけたので，買った。これで Aコープに寄る必要がなくなった。

　次に目指したには串本にある萬口というお店。魚の入ったお茶漬けを食べたいと思って行ったのだが，店が開いてなかった。まさか潰れたってことないよなぁ，と考えながら，今回は諦めて次に向かった。次に向かったのは太地駅。実は，以前 200 km ポストを撮影した時は，キロポスト付近にいっぱい雑草があっていまいちだった。そこでもっとうまく撮れればと思って行ってみた。結果はやっぱり雑草だらけでだめだった。もっと寒い季節に来ないとあかんのかなぁ？？その後，気を取り直して，新宮に向かった。新宮からは紀和町を走ってオレンジロードを使って熊野市に行き，木本隧道を通って鬼ヶ城の東側まで行った。紀和町は2011年9月の洪水で水没した地区なのだが，輪中にしてあったところは壊れたままの家がまだあった。やはりすごい被害やったんやなぁ，とつくづく感じてしまった。

　熊野市からは国道311号線で新鹿に向かう。熊野市から大泊，波田須（はだす）と通って新鹿（あたしか）に向かった。国道311号線は，以前は梶賀付近で道が繋がっていなかったが，比較的最近熊野市と尾鷲が繋がった。（最近と言っても10年ぐらいは経っているが…）しかし，まだ新鹿の先の遊木や，その先の二木島の先の甫母などに狭路区間があり，ある種酷道となっている。今回はまずは新鹿に行きたかっただが，そこまでは急なカーブのワインディングこそあれ，そこそこ走りやすい道だった。新鹿では集落の向う側で左折して 150 km ポストを探した。探すの大変かも，と思っていたら，とっても簡単に見つかってしまった。やっぱり今日はついてるねぇ。

　新鹿から先，どう走るかを決めていなかったが，折角なので国道311号線を走ろうと思った。最近，酷道をあまり走ってないからねぇ。道はいつものように狭かったが，やっぱり知ってるだけあって気づいたら三木里に来ていた。三木里からは国道42号線のバイパスとなる熊野尾鷲道路の新八鬼山トンネルを通り，尾鷲でいつも行く和幸寿司さんに寄ってお昼ごはんを食べた。そこから，開通したての紀勢道の尾鷲北ICから海山IC間を走り，紀伊長島の 100 km ポストを目指した。 100 km ポストもよりよく見えるといいなぁ，と思っていたが，いまいちよく見えなさそうだったので，よしとしておいた。そして，そのまま国道42号線を北上して紀勢道の紀勢大内山インターを目指した。紀伊長島から荷坂峠を越えて大内山にあるミルクランドに寄って休憩がてらソフトクリームを食べた。そしてガソリンを入れて紀勢道で勢和多気インターに向かった。勢和多気インターから佐奈駅に向かい，50 km ポストを探した。 50 km ポストは小さな踏切のそばにあり，簡単に見つけることができた。そして，さっさと走って帰った。

　今回はとても天気がよく，空も海も青々としていた。やっぱり天気がいい日のツーリングは気持ちいいねぇ。