菊水山から先,天王吊橋までは他の参加者について行ったが,下りは皆さん私より遅かったので,お願いして先に行かせてもらった。でも鍋蓋山の上りで多くの方に抜かれてしまった…。
鍋蓋山に着いたのは午前0時の少し前だった。そこからも頑張って下った。しんどいのに下りでは走ってしまった。やっぱり他の参加者につられていたのかもしれない。
大龍寺の駐車場にある自動販売機でアクエリアスを1本補充した。2.0L 持って歩き,ここで 0.6L 追加した。その先では六甲山郵便局の少し先の自動販売機で 0.6L を追加した。
合計で 3.2Lのアクエリアスを飲んだことになる。まぁ,そのうち 1L はゴール後に飲んだんだけどね。
市ヶ原の櫻茶屋に着いたのは0時13分だった。ちゃんと約束通り櫻茶屋に顔を出せた。
櫻茶屋は結構混んでいた。皆さんおでんを頼んでいた。ビール飲んでる人もいたけど…。私は喉が渇かないようにごぼ天とちくわと大根にしておいた。
櫻茶屋を出た後,トイレに寄ってから摩耶山を目指した。市ヶ原から摩耶山までもしんどかったなぁ…。
しんどいのは私だけじゃなかったみたいで,途中で休憩している参加者も結構いた。私は遅いけど止まらない作戦にした。ウサギと亀の亀作戦やね。
摩耶山までのルートでは天狗道の上の方,ゴロゴロ坂の1個手前のピークのところにエイドがあった。あそこって荷物は担いでいくのかなぁ?
そこで頂いたレモンティーがおいしかった。あれで元気をもらえた気がする。
摩耶山掬星台に着いたのは午前2時前だった。掬星台エイドではだしに浸かったたこ焼きを頂いた。明石焼きか思ったら微妙に違うから神戸焼きと呼んではった。
そこでお湯割りもあるよ〜,と言われたが,途中で倒れそうな気がしたのでやめておいた。
掬星台の出口のトイレに寄ってから先を目指した。アゴニー坂はサボろうかと思って車道を行ったが,摩耶ロッジ前バス停付近から上を見ると赤いランプが見えた。
おっ,みんなアゴニー坂行くんや,と思って私もそこから登ってアゴニー坂を目指したが,赤いランプは工事箇所の周りにある注意のランプだった。
でもそこまで行ったのでアゴニー坂を下っておいた。いうほどしんどくないし近道やしね。
神戸市立自然の家前から三国池下への上りは意外としんどくなかった。というか,もう麻痺していて深く考えずに歩いていたみたい。
その辺りに来ると,他の参加者にあまり抜かされなくなってきた。どうも近くにいるのは私と似た脚力の人たちになってきたみたい。
まぁ,エイドで長めの休憩をした脚力のある人たちには抜かれたけど…。
三国池下からはサードプレイス六甲エイドを心の支えにして進んだ。しかし…,サードプレイス六甲エイドはやっていなかった…。もう撤退しちゃったのかなぁ?
仕方ないので六甲山最高峰下のトイレ前のエイドを目指した。そういえば大龍寺の山門のところにもエイドはなかったなぁ。あそこって出ないんだっけ?
六甲ガーデンテラスの先は少しサボって有馬へのロープウェーの駅前を通り,そこから車道を進んだ。6番区間と7番区間は登山道を進んだけどね。
途中,極楽茶屋跡向かいにもエイドがあった。本来カレー屋さんみたいだが,ご飯がなくなったのでカレーのルーだけか,あるいはシロップみたいなののお湯割りしかないと言われた。そこで,シロップのお湯割りを頂いて先に進んだ。
最高峰下ではトイレ横にエイドがあったが,まずはトイレに寄っておいた。エイドではおかゆをいただいた。他にもバナナとかクッキーとかもあったが,結構涼しかったので温かいおかゆが美味しかったなぁ…。
トッピングに梅干しやらたくあんやらを入れて食べた。カレーも気になったが,走ってへろへろの時には水分の多いおかゆの方が食べやすいかもしれない。
最高峰下トイレ前を出発したのは午前4時過ぎだった。これで午前6時半過ぎ,遅くとも午前7時前にはゴールできるなぁ,と思った。
当初,その先はのんびり行こうと思っていたが,東六甲縦走路の入口で他の参加者の方に先行させていただいた。そこであまりちんたらはできないと思ってペースを上げてしまった。
また船坂峠へ向かって何箇所かある下りで10名程度の集団が形成されていた。どうも先頭の人が下りが速くないみたい。あの辺りは岩場の下りなので,トレイルランナーでも不得意な人が多い気がする。
最初はその人達について進みちょうどいい休憩になるや,と思っていたが,さすがにペースが遅すぎと感じたので,船坂峠手前で一瞬ルートが二股になっているところでちょっと強引に下って前に出た。
さらにその先の船坂峠への下りで差を開けておいた。結果として,追いつかれないようにと思ってその後もペースを上げざるを得なくなってしまった…。
結局東六甲縦走路はかなり必死になって進んでしまった…ははは。
船坂峠から大平山の林道まではダラダラと登っている区間がある。あそこはトレイルランナーの人たちは結構走ったりするが,私にはもう走れる足は残っていなかった。
それでも先程抜かした集団に追いつかれないように,と思って必死に進んだ。その先,大平山に向けては岩場の下りにくい下りがあるので,そこでは差を開けられた気がする。
その先も頑張った。大平山の林道も一生懸命走ってみた。大平山から大谷乗越へも足元にこぶし大の岩がゴロゴロしている道をかっ飛んでみた。さすがに大谷乗越への下りは多少慎重に下っておいた。
大谷乗越から先もできるだけ走ってみた。今までで一番まじめに走ったかもしれない…。そのおかげか塩尾寺を通過したのは午前5時半すぎだった。
そこからも早くゴールしたいと思い,遅いながらも小走りで下った。ヘアピンカーブのところでは明るくなっていたのでパパっと写真を撮って,ショートカットを下った。
あの辺りでは須磨浦公園に向かって引き返すパワーカテゴリーの人たちとたくさんすれ違った。今から須磨浦公園まで行くのか?と思った。大変そうやなぁ…。
そして,スタートから10時間弱経った 5:39 に塩尾寺下の広場に着いた。広場にはまあまあの人がいた。皆さん屍のようになっていた。
奥にロボ二郎があったのでそこで QRコードを読み込んでタイムを申告しておいた。しかし,速報値として9時間45分00秒を入れたが,後で真面目に GPS の記録を見たら 9時間42分29秒だった。
そこで申告し直したが,ダブって申告してしまった気がする…。
キャノンボールランとしては塩尾寺下の広場がゴールだったが,私としてはナチュールスパ宝塚前の宝来橋南詰交差点が全山縦走のゴールと考えている。
そこで休憩もそこそこに舗装路をタラタラと小走りで下った。そして午前5時56分に無事宝来橋南詰交差点に着いた。
出発が午後7時57分だったので,かろうじて10時間を切れたことになる。まぁ,高取山を通ってないとかあるけど,エイドや櫻茶屋で時間かかったりしたので,10時間を切れたからよしとしよう。
ゴール後はいつもならナチュールスパ宝塚で汗を流すが,ナチュールスパ宝塚は午前9時半にならないと開かない。
まだ午前6時だったので3時間半時間を潰すのはイマイチだった。朝早い時間から電車も空いてるから,多少汗臭くてもなんとかなるか,と思って,そのまま帰ることにした。
さすがに長袖登山シャツとミレーの忍者シャツは汗を吸って臭くなっているので着替えておいた。帰ってから風呂に入り,洗濯機を回してしばらく寝ておいた。
・けんこう堂:
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・第30回の結果
第30回六甲縦走キャノンボールランのリザルト
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