花坂からの道は少しだけ改良されていた。
まだ多くの区間はヘヤピンカーブが連続する感じの道のままだが,
一部は山を削ったり,谷側に橋をかけたりして,少しだけ走りやすくなっていた。
大門からは,これまた最近できた高野山の山内をパスする新道を走ってみた。
その道は大門から相ノ浦の方に向かう道を一瞬走った先にあった。
高野山の中心部の南側をトンネル数本で通過して高野龍神スカイラインにつなげてあった。
この道は高野山の人や,高野山に来る観光客にはいい道かもしれない。
高野龍神スカイラインを走り回るバイクが山内を走らなくてもいいから。
今回はその新しい道で高野龍神スカイラインまで行き,そこから奥之院の駐車場に向かった。
奥之院の駐車場でバイクを置き,歩いて弘法大師廟に向かった。
実はそこがメインルートだと思っていたが,どうやら一の橋から行くのが正式みたいだった。
そこで,とりあえず奥之院駐車場前から弘法大師廟まで行き,そこから一の橋まで歩いて戻ってみた。
話には聞いていたが,あんなに墓所があるとは思っていなかった。
面白いのが,戦国武将の墓所があるかと思ったら,一般企業の墓所もあった。
殉職者の供養塔などの意味もあるのかもしれないが,なんかおもしろいなぁ,と感じてしまった。
ただ,古くからある大名家の墓所は大きな石で供養塔が作られていて,その供養塔が苔むしているのが大半だった。
行ってみてよかったと思った。
高野山奥之院の後は,野迫川村に向かう県道53号線を走り,そこから東に向かい,
県道733号線で富貴に向かった。
富貴は高野山の東の山の中にある集落で,R168を走っていると富貴への標識があり,ちょっと気になっていた。
富貴へは五條からの県道と,高野山からの県道,R371の河合橋から筒香を抜けて来るルート,R168の大塔町阪本付近からの県道,
さらに県道ではないが,R168の新天辻トンネルの北付近からの道がある。
今回は高野山から r53 と r733 を使うルートを走ってみた。
走った印象としては,もっと険しいと思っていたが,意外とそこまでではない,という感じだった。
しかしまぁ,普通に考えたらかなり辺境の地かもしれない。
富貴には温泉施設がありそうなことが地図に載っていたのだが,残念ながら発見できなかった。
その代わり,富貴から東に向かった西吉野町永谷に桜温泉というのがあった。
今回は入らなかったが,時間があれば寄ってみたいと思う場所にあった。
場所は R168 から 1.5 km ほど富貴に向かった辺りにあり,R168 からの道がすごく狭くなったすぐ先ぐらいにあった。
その後,R168 と r20 を使って,下市から帰った。
距離は短かったが,それなりに楽しめたツーリングだった。
バッテリーとレギュレーターの調子は問題はなさげだった。
念の為に設置した電圧計によると,回転数を上げると,電圧はほぼ 14.2 V だった。
電圧計の精度にもよるが,この値なら問題はなさそうだった。
ちなみにエンジンを止めると 11.9 V ぐらいだった。
電圧が低すぎるような気もするが,なにせ安物の電圧計なので絶対値は微妙かも。
一応,セルは元気なので,とりあえずはよしとしておこう。
今回のルートマップ:
ルートマップ