須走ルートは最初樹林帯を抜ける。その区間はある程度日陰があり,歩くには楽だった。
五合目から歩き始めて最初にある休憩場所は六合目なのだが,そこまでは結構長い感じがした。
それでも木々の中を歩き,かつ,言うほど砂地ではないのでそんなに疲労感はなかった。
須走ルートの六合目の山小屋は長田山荘といい,鯉のぼりが目印だった。
高度は 2,400 m 地点にある。
山小屋は地上に比べて物価が高いことを除けば普通の感じがした。
六合目で休憩してから次の本六合目に向かった。
六合目を出ると徐々に道が富士山っぽく火山礫や岩場が増えてきて,ちょっと険しい感じの道になっていた。
それでもちょこちょこと短い休憩をはさみながら登ればひどい疲労はなかった。
本六合目にも山小屋・瀬戸館がありそこでも休憩をした。
高度は 2,700 m 地点。
ちゃんと椅子に座って休憩できるスポットなのでしっかり休憩しないとね。
でも,本六合目と六合目ってどんな関係になってるんやろ?
本六合目の次にあるは七合目の太陽館。
高度は 3,090 m 地点。
そこは斜面の途中にある,という感じで少し雰囲気が違っていたし,休憩している人も多かった。
その七合目でも少し休憩してから,本日の宿泊地である本七合目の見晴館に向かった。
高度 3,200 m の本七合目にある見晴館には午後3時前に着いた。
8時45分出発で,午後2時40分着なので,ほぼ6時間で
2,000 m から 3,200 m まで,高度 1,200 m を上がったことになる。
時間的にはまだかなりの余裕があるが,ここらで一泊することで,疲労回復と高山病予防となるし,
御来光を見るために午前1時過ぎの出発までにしっかり休憩できていい。
晩飯はカレー。値段の割に安っぽいのは山だから仕方ない。
寝るのは2段の部屋だったが,山小屋にしては横幅に余裕があってよかった。
午後六時頃には布団に入り,起きたら午前0時頃だった。