Rokko_20180826

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　菊水山山頂からは天王吊橋に向かって下るが，さすがに下りは楽だった。 あまり汗もかかないし，動くことで風を受けるので，むしろ楽なぐらいだった。 やがて城ヶ越の辺りに来ると，黄色い規制テープが見えた。 ぱっと見たところ何が危ないのかわかりにくかったが，よく見ると規制テープの向こう側の地面に亀裂が入っていた。 さらに行くと下り辺りにも規制テープがあった。 ちょうど後ろから来た青い服にお兄さんに話を聞くと，下りルートの途中で崖が崩れてルートが落ちてるとのことだった。 そのために迂回路が作られていた。

　そこで青い服のお兄さんと一緒に迂回路を下ってみた。 迂回路は階段も何もない単なる斜面なので，少し滑りやすい感じだった。 迂回路は一気に下り，その後少しだけ水平移動して元のルートに復帰する。 その辺りがちょうど崖が崩れた場所だった。 崩れた崖付近にも規制テープがあったが，どんな感じになってるかを写真に収めておきたくて向こう側に行ってみた（自己責任ですよ）。 すると，本来のルートの折返し点（階段の踊り場に相当する場所）辺りに亀裂があり，そのすぐ外側ぐらいで崖が崩れていた。 さすがにこれはやばいと感じで，すぐに規制テープの手前に戻っておいた。

　その後はルート自体には問題はなさげだったが，そこも緑色の葉っぱのついた小枝だらけだった。 多いところでは登山道が緑に染まった感じだった。 さらに，倒木も多く，大きな木が根こそぎひっくり返っているのが多数見受けられた。 鍋蓋山の山頂の前後に多く，大きめの木が倒れて登山道を邪魔してるのが何箇所もあった。 ある場所は乗り越え，ある場所は倒木をくぐって前進して，なんとか大龍寺の駐車場までたどり着いた。 大龍寺の駐車場に着く頃には，3リットルあった飲料は，残り500mlが1本になっていた。 そこで，駐車場横の自動販売機で水分を補給しておいた。

　そこからさっさと大師道を下って再度山荘の偵察に行こうかとも思ったが，さすがにまだ12時前だったので，せっかくだからと大龍寺に寄ってみた。 いつも六甲全山縦走路を歩く時には，自動販売機のある駐車場しか通らないが，由緒正しいお寺みたいなので一度見たいと思っていた。 駐車場からは少し緩めの斜面を登り，最後に長めの階段を登ると本殿（かな？）のある高さに到達した。 そこでお参りをし，浄財を入れて鐘をついておいた。 その後，奥の院こちらという標識があったので行ってみた。 奥の院には弘法大師が祀られているらしい。ちょっとひと上りという感じだった。 そこから再度山の山頂を目指す手もあったが，次回の楽しみに取っておくことにして今回は下山することにした。

　奥の院からは一目散に再度山荘を目指した。 途中，大師道は「荒れている」という印象を持った。 やはり，木が倒れ，緑の葉のついた小枝が多数落ちていたし，登山道も土が掘れたりしてデコボコだった。 そんな道を下っていくと，川に板状の橋が見えた。 その「橋」を渡ると，すぐ上に燈籠茶屋と再度山荘があった。

　再度山荘は混むと聞いていたが，さすがに暑い日だったので入ることができた。 メニューは土日祝にだけあるピザも気になったが，やはりスペアリブを食べないと，ということで，スペアリブランチセットを食べてみた。 つい，生ビールも頼んでしまったが…。 スペアリブはなかなか美味しかった。歩いてきてお腹が空いていたから，かもしれないが…。 他にもスパイシーチキンのグリルもあった。 山登りの時のお昼としては贅沢な昼食になった。

　再度山荘からは，登山道を歩いて諏訪神社に出る手もあったが，歩いたことがないルートということで，車道で下界に下ってみた。 道はくねくねと曲がりながら，神戸山手女子高等学校の横を通り，神戸山手大学横で幹線道路に出た。 思ったよりも近いと感じた。 そこから，花隈駅の北西にある「つかさ湯」を目指した。 これも思ったほどは遠く感じなかった。 つかさ湯は，土日は 12時から開いているらしい。 入浴セットとして，シャンプー，リンス，石鹸，バスタオルとフェイスタオル（タオルはレンタル）付きで 690円だった。 そこで入浴セットでお風呂に入った。 脱衣場は一階だが，お風呂は2階（公式には3階）にあった。途中，中2階（公式には2階）にサウナと水風呂があった。 つかさ湯で汗を流してすっきりした後，カフェで休憩してから帰路についた。

　今回は，お楽しみ登山の予習とトレーニングを兼ねて歩いてみたが，あまりの暑さに身の危険を感じるぐらいだった。 やはり猛暑の中の登山は危険かもしれない…。