gtop_Gms-g9_2_mod


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GlobalTop 社製 Gms-g9 使用 GNSS ロガー 2号機の改造

これはGlobalTop 社製 Gms-g9 使用 GNSS ロガー 2号機の作成の続きである。

 2013年の春にGlobalTop製の ロシアの GLONASS なども受信できる GNSS ユニットGms-g9 を買ってみた。 とりあえずテストしたいと思って,SparkFun 製の Power Cell と 同じくSparkFun で売っている OpenLog を使った簡易 GNSS ロガーの1号機を作ってみた。 しかし,使った基板が大きくて,持ち運ぶには少々大きいと感じ,少しコンパクトにした GNSS ロガー2号機を作ってみた。 頭にあったのは,以前同じ Power CellOpenLog を使い, AdafruitUltimate GPS unit を使って作った簡易 GPS ロガーだった。 出来上がったものは,多少 GNSS ユニット自体の大きさは大きめだが,全体としては GPS ロガーに匹敵する小ささになった。

 そして,2013年6月16日に 2つの GNSS ロガーと GPS ロガーを比較するために紀伊半島を走ってみた。 ログの詳しい比較は別の所に書いたが,とりあえず GNSS ロガーの 1号機は Adafruit社製の Ultimete GPS unitGarmin 社製のナビ nüvi 3770v よりも性能が良かった。 しかし,GNSS ロガー2号機はむしろどれよりも性能が劣っていた。 同じ GlobalTop 社の Gms-g9 であり,回路図的には同じ周辺回路(電源ラインのフィルターと未捕捉を示す LED を付けただけ)にしたのだが, 明らかに1号機の方が性能がよかった。

1号機と2号機の性能差の原因はまだわかっていないが,可能性があるとすると,
  (1) 1号機は高周波回路用のメッシュアース基板を使っていた,
  (2) 2号機は GNSS ユニットの電源のフィルター部の真上にシリアル通信用の Tx, Rx のラインの 330 Ωの抵抗がある,
の2点だと思っている。対策としては,
  (a) 基板をメッシュアースのものに変更する,あるいは
  (b) 銅箔テープを使って,Tx, Rx ラインと電源ラインの間にグランド面を挟み,かつ裏にも大きなグランド面を作って電磁波シールドにする,
という2案がある。 とりあえず2号機がうまく働いたら1号機はばらして Microcontroller と組み合わせて使おう,と思っていたのだが, 今は1号機の方が性能がいいので,2号機の改良,あるいは3号機を作成して,1号機と同等の性能が得られれば,1号機はお役御免にしようと考えた。
つづく…
(下記の小さめの写真をクリックすると,大きめの写真が見れます。 大きめの写真自体をクリックするとオリジナルの写真が見れます)
P1010062_thumb.png
(撮影日 2013/06/22)
GNSS ロガー2号機を改良してみた
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(撮影日 2013/06/22)
2号機改と命名
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(撮影日 2013/06/22)
Bakcup 電池とTx, Rxラインは裏を通した
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(撮影日 2013/06/22)
抵抗は裏のメッシュアースには不接触
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(撮影日 2013/06/22)
もう一枚
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(撮影日 2013/06/22)
中央に緑色 LED と電流制御抵抗 1k Ω
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(撮影日 2013/06/22)
中央縦に2つのコンデンサと横向きにビーズ
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(撮影日 2013/06/22)
Gms-g9裏の隙間
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(撮影日 2013/06/22)
基盤裏と下の隙間
P1010073_thumb.png
(撮影日 2013/06/22)
もう一度上から


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