GNSS ロガーの構造は,いつものように2段とした。
2段になってしまうのは,Gms-g9 をとりはずせるようにピンヘッダとピンソケットの組み合わせで取り付ける作戦にしたからである。
ピンヘッダとピンソケットで固定する場合,できるだけ breakout 基板の両端にピンヘッダとソケットを配置しないといけない。
1箇所だけだと,ピンヘッダとソケットの間のアソビのために2段目の基板が傾いてしまうからである。
Gms-g9 の下にはある程度の大きさの空間ができるので,今回はその場所にボタン電池ホルダーを置いてみた。
また,OpenLog と Power Cell も密度をあげて設置したいと思ったので,今回は Power Cell をピンヘッダ+ソケットで取り外し可能とし,
その下に OpenLog をハンダ付けで固定してみた。
また,ベースとなる基板の隙間に,電源スイッチと Gms-g9 の未捕捉表示用の LED と抵抗を配置した。
電源スイッチは以前大阪・日本橋のシリコンハウスで買った小型のものである。
LED はチップ形のものであり,これもシリコンハウスで買った。
LED には直列抵抗をいれているが,今回は 1kΩ のチップ抵抗を使った。
明るさはまあまあという感じになっている。
今後,他の GNSS/GPS ロガーとログを比較してみたい。
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Gms-g9 Breakout Board ピン配置 (ランニングエレクトロニクスより転載) |
Update 前 |
Update 後 |
(
追記)
消費電力:
LiPo 電池での駆動時間について調べてみた。
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1400 mAh の
LiPo 電池の場合の持続時間
1回目:130766 sec (36:19:26) → I = 1400/130766*3600 =
38.54 mA
結果としては
40 mA 弱という結果になった。
Gms-g9 1号機は
41 mA 程度,
Gms-g9 2号機は
40 mA 程度の消費電流なので,
Gms-g9 と OpenLog, Power Cell を使ったシステムは,やはり約 40 mA を消費する,ということができる。
(
追記2)
LiPo電池のトラブル:
2014 年の秋に六甲全山縦走したのだが,その時に
Gms-g9 3号機だけが不調に陥った。
1号機,2号機は余裕で最後まで LiPo 電池がもったのだが,3号機だけは8時間程度で LiPo 電池が枯れてしまった。
3号機には 1400 mAh の LiPo 電池をつけているので,3つの中で一番もちがいいはずなのに…。
そこで充電池を調べてみた。
すると,リード線を基板に半田付けした際,リード線の余計な長さを切り取った場所が飛び出していて,それが LiPo 電池に刺さった形跡が見られた。
そのために LiPo 電池が膨らんでしまっていた。
このままでは危険と判断して,新たしい 1400 mAh の LiPo 電池を買ってつけなおした。
実は(追記)に記載した消費電力測定は,この新しい LiPo 電池で測定をしたものである。